木曜日は隔月に行われる歯科勉強会に参加して参りました！
「Exedent Study Club」といいます。
１９：００～２２：００のスケジュールでしっかりと勉強することが出来ました。
この日は会員によるケースプレゼンテーションが２題。
矯正歯科技工所の所長による最近の歯科矯正事情について勉強しました。
矯正歯科といえば、一昔前は一部の専門医しか手がけることができない特殊な診療でした。
それには理由があり矯正治療とは大学の講座に残らないと学ぶ場が少なく、一般開業医にとっては少し敷居が高い学問でした。また複雑なワイヤー屈曲や矯正力のコントロールが要求され、なかなか見様見真似ではできなかったのです。
しかしながら現代では多くの卒後研修会があり、また複雑なワイヤー屈曲はしなくとも、ちゃんと歯を並べることが出来るような器具も増えました。
そうなることで当院を含めた一般歯科でも矯正治療というものが身近になりつつあります。
この現状には歯科界の中でも賛否両論あり、例えば「生半可な知識だけで手を加えるな！」という
真っ当な意見もあります。
私見ですが、一般開業医こそ矯正治療はある程度手がけられるようにするべきだと思います。
小さいお子様の不正歯列に最初に気づくことが出来るのは私達開業医なのです。
（また不正歯列になる前に食育指導を行うことができるのも開業医の強みです。）
矯正治療を行う行わないに限らず、手がけられるだけの知識があれば適切な時期に適切な介入を行えるよう指導することができるでしょう。
不正歯列が少なくなれば、高齢になっても歯が残る可能性が高くなります。
なんとか不正歯列の子供さんを減らしたいな～、と思う今日この頃です（＾＾）