みなさん、こんにちは!
今回はセレックシステムを用いたワンビジットトリートメント(旧:ワンデートリートメント)についてご説明いたします。
セラミック修復物を製作するには、従来では下記の流れで行っていました。
①むし歯を削る→②歯型の採得→③歯科技工士による修復物の製作→④修復物の装着
このような流れで治療を行うと、最短で2日来院してもらう必要があり、②から③の期間も約1〜2週間必要でした。
しかし当院で行っているセレックシステムを用いると、今では①から④のステップを1日(約90分)で完結することが可能です。
利点としては、
・治療が1日で終わるため効率がよい。特に複数の歯の治療を行う場合には、その治療期間が大幅に短縮されます。
・光学式のスキャナーで型取りをするため、粘土のようなトロッとした気持ちの悪い印象材で型採りを行うこともありません。
・むし歯を除去した即日に修復物を装着するため、外れにくく高い接着強さを発揮することができます。
このように利点の多いセレックシステムですが、機種によって修復物の精度は大きく違います。
一般の方には分かりにくいと思いますが、セレックシステムといっても実際には歯科医院ごとで同じではなく、古い機種を用いている歯科医院が依然として多いです。
現在は写真にある「プライムスキャン」「プライムミル」という機種を用いたシステムが最も精度が高く、高品質なセラミックを製作することができます。
(余談ですが、当院は一昨年前に導入しており、名古屋で一番早い導入であったそうです)
製作スピードも最も早いため、当院でも大活躍しています。
しかし気になる事は、そのフィッティング精度は人の手作りと比較してどうでしょうか?
おそらく多くの歯科医師は手作りの方が精度が高い、と認識していると思います。
かく言う私もそうでした。
「充分使用に耐えうるクオリティーだけど、比較すると手作りの方が精度が高いのでは?」と漠然と考えていました。
しかし今ではそのようには考えていません。
セレックであっても、歯科技工士が手作りで仕上げるのと遜色ない精度を発揮することができる、と言っても過言ではありません。
結局のところ、セラミックをいれるための歯の削り方をきちんと理解しており、それを具現化するだけの技術力(これが大事!)をもった歯科医師が行えば、精度においてはなんら問題がないです。
当院はなるべく歯を削らない修復治療(接着修復治療)に特化しているため、今後もセレックシステムを有効に用いて診療した参ります。
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