今日は当院での特殊な歯科治療、「ジルコニア接着ブリッジ」について解説します。
この治療は前歯が失われている方に適応する治療方法です。
名称は様々であり、他にも「シングルリテーナーブリッジ」「RBFDPs」などとも呼称されます。
ドイツの歯科医師 Matthias Kern氏によると、患者満足度はインプラント埋入と変わらないとする調査結果もあります。
実際の治療の流れをみながらジルコニア接着ブリッジの紹介をします。
この方は右上の歯が失われています。
一般的な歯科医院での対応は、
・両隣の歯を大きく削る古典的なブリッジ治療
・単独のインプラント治療
となることが多いでしょう。
前者の場合、両隣の歯を便宜上大きく削る必要があります。
またインプラント治療の場合、埋入に必要な骨が吸収されており、まずは骨を作る手術から始める必要があることも多いです。当然治療期間も長くなってしまいます。
その点ジルコニア接着ブリッジの場合は歯の切削量はほとんどなく、骨を削る必要もありません。
また治療日数も最短2日で済みます。
治療開始初日に型取りを行います。(当院ではセレックを用いるので粘土のような型取りはありません)
そして出来上がったジルコニア接着ブリッジをラバーダム防湿下にて丁寧に接着させます。
※ラバーダム防湿は絶対必要です。
術後の状態です。
唇との関係も自然に回復することができたのではないでしょうか?
このような結果に導くためには歯を製作してくれる歯科技工士の技術も大変重要となってきます。
個人的にはインプラント治療で対応することも悪くはありませんが、生体への侵襲度合い、治療期間、治療費などを考慮すると条件がよければこちらのジルコニア接着ブリッジを第一選択としています。
旧来のブリッジ治療はやはり歯の切削量がかなり大きいので、本当にその患者様の利益を考えるならばなるべく避けたい治療ですね。
歯を欠損しており、治療方法でお悩みの方はぜひご相談ください。
ご自身の歯を削りたくない方、治療内容について疑問がある場合、下記IDのアカウントにDM頂ければご質問にお応えいたします。
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歯科医師
飯田真也