みなさん、こんにちは!
一般的にどこの歯科医院でも行われているむし歯の治療ですが、むし歯と健全な歯の境界ってどこだと思いますか?
それは黒か白かではっきりするものではなく、グレーの部分が実際には結構あるわけです。
A先生はこの部分はむし歯だと言い歯を削るけれど、B先生は削る必要はないとして経過観察をするかもしれません。
どちらが正しいのでしょうか?
一応組織学的にはむし歯においても削る必要のある部分とそうでない部分とが分けられているのですが、実際の治療中にそんな事は分かりません。
患者の年齢やむし歯の硬さ、色で判断するという先生も多いですが、それもかなり歯科医師の主観が入るため、正確かと言われるとどうでしょうか?
写真にあるのは「カリエスチェック」という製品です。
これはむし歯の部分のみが赤く染まるため、はっきりとどこまでがむし歯でどこからが健全かを歯科医師に教えてくれる優秀な道具です。
私の場合、患者の年齢、食生活、むし歯の硬さ、色そしてこちらのカリエスチェックを参考に総合的にむし歯の除去範囲を決定しております。
中でもこのカリエスチェックでの判断は大きなウェイトを占めていますね。
むし歯をきちんと除去するという単純な診療も正確に行うにはこういった製品が必須であると考えております。