みなさんこんにちは!
11日の日曜日は朝から終日まで西区の某有名な歯科医院にて歯内療法の勉強会を開催いたしました。
今回の参加者は25名!
みなさん休日だというのに頑張っておられて頭が下がります。
開催する側としても嬉しい限りです(^o^)
昨今の歯内療法ブーム?もあるのか、今は1本の歯を何とかして残そうと努力する先生が多いように感じます。
患者さまにとっても自分の歯を残してくれる先生が増えることは喜ばしいことですよね!
こういった志の高い若手の先生が(私もまだ若手かもしれませんが…)名古屋の地域に増えていくことを本当に嬉しく思います!
〜歯内療法とは〜
むし歯がひどくなっていくと、歯を溶かしながら歯の内部にある神経血管の管にまで菌が侵入してしまいます。
そうなると歯の根の中の消毒を行う必要がありますが、この治療は医院の設備、術者の技量、考え方、医院の経営状態?、モラル?などなど様々な要因に影響を受けます。
結論から申し上げると日本の歯内療法治療の成功率は30%程度とも言われており、アメリカなどの歯科治療先進国と比較すると話にならないくらい低いレベルの治療となっています。
その理由には本当に様々なものがあり、いわゆる歯科界の闇があるわけですがそこを語ると終わらないので割愛します(;´Д`A “`
例えば歯内療法で最初に行う「ラバーダム防湿」。
このようなゴムのシートを歯にかけて唾液や呼気が入らない清潔環境で治療できるようにする術式ですが、全国の診療所で行っている医院は2%くらいと報告されています。歯内療法学会員ですら20%ということです。
(当院は100%行っています。)
無菌的処置が必須な歯内療法でこの第一歩が守られていないのはやはり問題であります。
しかしながら一生懸命に治療に取り組んでいらっしゃる先生もいらっしゃいます!
少しでも正しい歯内療法の術式を守り、治療に従事する歯科医師が増えてほしいものです。
ちなみにこのラバーダム、現在ではとても安価なものもあるので是非日々の診療に取り入れて頂きたく思います。
想像しているよりも簡単だし、治療効率もずっと良くなりますよ!
(途中から歯科医師へのメッセージになってしまいました…)