新しい矯正治療の考え方を学びました。
日曜日は名古屋駅の会議室にて長崎バイオブロック研究会の先生方による矯正治療の勉強会でした。
矯正治療には様々な流派?がありまして、今回の勉強会ではワイヤーを使用しない斬新な矯正治療法でした。
今までの矯正治療はワイヤー装置を使用して力技で歯を動かす、いわば機械的な矯正治療であるのに対してこの矯正方法は原因を排除して自分の力で歯を並べていくという機能矯正の一種といった雰囲気です。
まぁどんな方法であっても綺麗に短時間で歯並びが良くなり、なおかつそれが維持安定してくれたらいいんですけどね(^^;)
ところでなぜ矯正治療を受けるのでしょう?
歯並びがガタガタだと見た目が悪いから?
それもありますが、一番の目的は「生涯にわたって歯を残す」ためです。
歯並びが綺麗であれば歯ブラシもしやすいため、むし歯菌の繁殖を抑えることができます。
また噛み合わせも整って入れば歯に悪い力もかかりません。
以上のことを鑑みますと、昨今「予防歯科」というテーマが重要となっていますが、一番の予防歯科は小児期における矯正治療ではないか、と考えています。
ちなみに行政が行なっている「良い歯のコンクール」によりますと8020を達成している方の中には極端な出っ歯や受け口、開口といった方はおらず正常咬合の持ち主が多くを占めていたという疫学調査もあったりします。
将来歯で苦労しないためにも歯並びを見直してみてはいかがでしょうか?(^^)